旅日記 ~江戸東京たてもの苑~ 後編
2017年 09月 17日
沢山の魅力的な建物、昔の建物なのに「今度家建てる時、こうしよう!」
なんて思ってしまいます(建てる余力などありませんが)
さて、まだ全部回っていないのですが、私は「大使館巡り」をしています
カナダ大使館へ行った時に隣が「高橋是清」の邸宅があった場所でした
なんだか自分の中で気になる場所だったので、高橋是清の家がたてもの苑に
一部残っていると知り、それを見る為に満を持してたてもの苑に行ったのでした
始め団体さんがいて賑やかだったたてもの苑も、私が高橋是清邸に来た時には
周りに人っ子一人いなくて、雨の中、本当にポツンと一人ぼっち
自由に入ってもいいのになんだか・・・
マジで誰もいないのよ
しかもなんだか辛気臭くて (是清は、質実剛健)
さっきまで、三井邸で絢爛豪華な中にいたので、急に田舎の大地主の家にきたような
一応入って見通しの良い一階を回り、いよいよ二二六事件の高橋是清が暗殺された
二階のお部屋へ・・・と思えば思うほど怖くなって、階段が怖いの
ってことで、いったん退散しました。
きっとあっち回って戻ってきたら誰かいる、ここは大都会東京だから誰もいないなんて
そんなことあってたまるかってんだ、と、その先へ進みました
あ、その前に、お茶してたんだっけ♪
それがもう、ロールケーキにソフトクリーム上がってるの~
もうご陽気の骨頂よ
東京都の施設のカフェのクオリティの高さに、秋田も頑張って、と
これからはカフェありきですぞ~
こんな素敵な空間で、ババア一人で、うっとり
大都会東京だっていうのに、こんな素敵なカフェにババア一人よ
みんな、どこ行っちゃったのかしら
エントランスの窓から見えるライトがまた・・・
傷心のババアにはこういう暖かみが必要です
この窓と建具の美しさ
そしてトイレの照明も、照明の居場所があるって小粋よね、便器も立派です
こちら交番のおまわりさんのお部屋
ここも二畳ですが、落ち着くなぁ
これからは「二畳」これいいかもしれません
否が応でも片づけるし、お掃除も楽だし、移動しなくても物取れるし
第一、物を用意しなくなりますよね、最低限の物で暮らす
なんてオシャレ
こちらは消防の建物ですが、ムーミンのお家みたいで可愛いです
昔の人って、なんか、可愛いこと考えますね
そして私の「二畳好き」は続きます
店の奥の、店主のくつろぎの空間(完全に居間です) 二畳の部屋に階段までついてる
ちゃぶ台が哀愁
二畳の時代来るかも
そして家と家の間の石畳、昔こういうのあったあった
家の裏、裏口の辺り、そうよ、こういう感じよ
この二段の干し物台
そして極めつけ、銭湯です、誰もいない、湯船に入りたい
でも、見つかって注意されるババアを想像したら・・・あまりにみっともなくて
我慢しました
とても綺麗にお掃除されています
脱衣所も天井も、素敵
ここでずいぶん長居してしまいました
さて・・・あっという間に3時間過ぎていたことに気付き・・・
さすがにもう帰らねば
是清の家にテクテク向かうと、さっきはなかった傘建てに傘が一本
もう私の嬉しさのオーラで雨もはじいたわ
大急ぎで駆けて行き、人発見!!しかもボランティアみたい
どんだけ私が嬉しかったか、わかる?
とりあえず、ボランティアさんが一通り案内するもんで、仕方なく付き合いましたが
いよいよ二階へ・・・(もう、レディファーストなんていいから、早く先に行ってよ)
はい、ようやく現場に到着いたしました
こちらのお部屋だそうです
わかります?この気持ち
達成感で寒気しました
やったわ、やってやったわ、これで大手を振って秋田に帰れるっちゅーもんよ
傷心してた私も、達成感で、またムクムクとオラオラ感出てきました
もう道の真ん中通って帰ってきました
ババア、また復活しました
江戸東京たてもの苑、スーベニールショップの書籍が気になりました
400円で普通なら庶民が絶対に入れない所まで、ぐいぐい入って行けます
秋の紅葉シーズンがお勧めです
前編と合わせてお読みください