2017年 10月 31日 ( 1 )

単行本一冊雑感

薄い文庫本ずっと読んでました

井上靖の「あすなろ物語」

最近はこんな本ばかり読んでます

読んでると、その時代にいるような気分になります

活字から目を離すと、はっと現実に戻る感じが良いのよ


登場する「鮎太」は作者なのですが

☆親の仕事の都合で、実家で血のつながらないばあさんに育てられ

☆そのばあさんの血縁者の女性が大学生と天城峠で心中する(理由はわからない)

☆それをきっかけに勉強して高校生になって優秀になる

☆大学に入るも行かず(親のお金で上京ばかりしてた)

☆召集令状来る、あっという間に戦争行く、結構あっさり帰ってくる、新聞社に勤める

☆気になる女性はなぜか年上ばかり

☆なんだかんだ普通の女性と結婚する、子供生まれる、ふと思いついて疎開させる

☆家族疎開中にさりげなく不倫する

☆不倫相手が秋田の米問屋に嫁ぐというので、道でさりげなく普通に別れる



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別に止めるわけでない、別れを惜しむわけでない、普通にお別れしたところで

お話が終わっているという、なんというか、作者の人生の一部のご報告の

ような、低空飛行機がいつの間にか着陸してるような、いや、飛ばしたドローンが

いまいち調子悪くてとりあえず着陸させたような、なんか、劇的さがなにもない

お話が、いつの間にか終わってたのに気づかずに、あとがきを読んでる私でした


でも、それなりに戦争の時期を、鮎太と一緒に生きたような気になってます


さ、次何読もうかな



by usu_iimail | 2017-10-31 00:01 | 今日感じたこと | Trackback | Comments(0)