スケッチブックと旅 2
2012年 08月 24日
秋田から大阪へ向かう飛行機の中。下は夕焼けも消えた薄暗い世界。
佐渡島、能登半島、立山、上高地、琵琶湖、天理市を望みながら伊丹へ。
地図を見るのが好きですが、その地図通りになっているのが楽しくて
飛行機の中で「今日の一言」、作りまくりました。
その句の数25
力強い 山が連なり 谷深し どこまで続く 飛騨の山脈
富山名 秋田で珍名 我が名字 雲の下には ○○○の部落
ほらここに シルエットだけど 若狭湾 隣のおばさん 元気出るかな
耳キンキン 仕方ないけど 苦しいよ つばを飲み込み 耳ピーっと鳴る
着陸だー 気をつけてろよ 下の人 今から私が 舞い降りますから
5句、抜粋しました。 今日の一言、5日分です。
~トランジット大阪~
乗り換えだけではつまらないので・・・約3時間の観光です。
梅田に降ろされた私は、中之島に向かって歩きました。
大阪と言ったら、私は「中之島」。 ブルース?
でも様子がおかしいの。どこまで行っても川にたどり着きません。
おかしい、地図では南に行けば中之島なのに!
一応夫に場所確認。そしたら夫は戻れと言う。 実は「福島駅」近辺で
迷っていたのですが、その福島駅近辺と言うのがまた面白い所で・・・
戻れと言われたのに、あっちぶらぶら、小路に吸い込まれたりしてるうち
また迷った。
これがね、すごいナンバーだったんだ~。 大阪の人って面白いね。
こうやって悪ふざけしてるうちに、気がついたら中之島にいました。
実際中之島なのかその対岸なのかは分からなかったのですが、とにかく
満足できる場所にたどり着いたらしいです。
またそのままぶらっと歩くと、「住友病院」ですって
財閥の名前そのまんま病院名なんだね。 さすが大阪だな~。住友。
そしてその後、私は完全に道に迷うのでした。
また夫に電話してみたら、私はとんでもないとこに居たらしく、夫に「場所を
説明しろ!」と迫りつつも、めんどくさくてコンビニで地図で確認。
自分の居場所が異常だった事に気づき・・・観念してタクシー捕まえた。
そしてタクシーの運転手と意気投合し、ほんの5分間で運転手さんが色んな事
教えてくれました。
「朝日新聞、建て替えてツインタワーにする」
「大阪市の駅前のビルがガラガラで、市長が怒っている」
「この会社 ○○は今、景気悪い」
などなど・・・私も喋りますが、運転手も喋る喋る。お孫さんが今、中ニ年で
いじめにあってるんですって。
大津の話になり、運転手 「大津は京都のベットタウンになってて、中流階級の人
がすごく多い街」 と言っていました。それなりに地位のある人が多い町なんだね。
ものの5分、二人で喋り倒し
「ここ、大阪フェスティバルホール」 「ええええ!!あのフェスティバルホール??」
こんな会話まで。 タクシー降りるときには
「1160円、1100円でよろしい」と言われ 「いやいや、1200円、おつりはいらない」
と返し、値切るイメージの大阪の方におまけしてもらえそうなところを阻止し、気前
良く、40円多く払ってきました。
「大阪でなにかやらかす!」と言っていた私ですが、本当に色々しでかして参りました。
バスターミナルのおじさんがマイクを持つと、何喋ってるかわからない。
歩いてるだけで 「京橋の八百屋ですが、果物いりませんか?」と、チャッチセールス。
梅田駅の前の「ヨドバシカメラ」、オープンの時は戦後の闇市どころでない賑わい
だった。(タクシー運転手の談)
滞在時間3時間20分。
「松江、出雲市行き~くにびき号 発車しまーす」
無事にバスに乗りました。