実録 おめでたい裏では・・・
2016年 03月 21日
少ない女子が思い切りオシャレをして式に出席
男子のスーツのダークなムードの中で、女子の袴がまるで春のお花のようでした
学生表彰の可能性があったので、ここは一発!と目立つ袴を選択して、万事に備えて
卒業の日を迎えていました。
その昔、優秀だった姉が表彰を総なめにし、当時母子家庭で肩身の狭かった母が
賞状と記念品の数々を教室の片隅で風呂敷に包み、とても誇らしかったと言う話を聞き
それならば、勉強は出来ないけど私も!と1つだけでしたが、親孝行をする事が出来
ました。(教室の片隅で風呂敷を広げる事が出来る)
なもので、卒業式は風呂敷!!
と思って、表彰のために風呂敷2枚も持って行きました
昔の母の誇らしかった気持ちを、いよいよ私が経験するんだね!!(涙 涙)と。
めでたく受賞し、「さあ来い!デカイ賞状と、デカイ記念品!」 と風呂敷を握りしめてたら
なんですかねぇ・・・現代は紙袋っちゅーもんがあるんですね。
しかも受賞の記念品ないし。しかも、娘に未だに受賞の賞状届いてないし。
なんちゅーこった、紙袋スッカスカだし。
私はなんのために風呂敷を持って来たのよぉぉぉぉ
と、嘆いていたら・・・なんと!!娘が祝賀会が始まって、私がやっとこ学生の合間を縫って
寿司とサラダをゲットしてさあ食べるぞ!と言うタイミングで
「具合が悪い」 (吐きたい、肩がつってる、上半身がやばい)
もうなんですか、どうにもならず袴姿でトイレに頭突っ込んでる娘を後ろから、うらめしく
無言で、じーーーーーっと睨んで、決めました。もう脱ぐ、と。
ホテルの美容室で
脱いだ袴を借りた先に戻すために、持参した風呂敷に包み (こんな形で使うとは)
着付け先に娘の脱いだ洋服を受け取りに走ると言う・・・
卒業式、何があるかわかりません。 今も昔も、風呂敷だけは常備しておいた方が
よかろうと。母親のバックに1枚、風呂敷を。
結局、祝賀会も出られず、玄関前でのクラス写真にも入れず、
うかない顔で、どんより洋服にて記念撮影するはめになった娘でした。
それでも、うっすら笑ってますね。
そして力を振り絞り、このあと謝恩会に突入したのでした。