湯沢絵どうろう取材1

小さい頃から描いていた絵が、なんとなく副業になってしまった私

ですが、すでに行き詰まりを感じ(感覚のみで基礎が無いため)

踊ってみたり真似してみたりパソコン導入してみたり、

やや悪あがきのようになってしまっています

そんなところに、憧れの湯沢の絵どうろうを描いている人を紹介して

もらえ、喜び勇んで湯沢市川連の木彩屋(きさや)さんまで行ってきました



http://www.kisaya.co.jp/





とは言っても、羊の皮を被ったヤギの私が緊張しないわけはなく・・・

ひとり妄想して口数の少ない職人だったら・・・とだんだん心拍数も

下降し、真っ青になって制作現場へ着くと、まだいらしてませんでした。



一階が店舗でしたので、そこを興味深く見させてもらって間もなく

絵どうろうを制作している神原さんがいらっしゃいました



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私より年下ではありますが、見た目はもっともっと若くて

体の締まりも見事、オーラも抜群、パワーを感じる色彩師の女性です

白木で作られた仏具に色を塗るのが彼女の本業のお仕事だそうです




湯沢の絵どうろうは二枚一組で一つの作品になります

以前の作品を見せて頂きました



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何と柔らかなタッチ、発色に感動を覚えました

透明水彩でもムラになりやすい色ってあるのですが、色を作る時

グレーを混ぜるとムラになりやすいのだそうです

それでも仕上がりがとっても綺麗で、技術の賜物です


帯の模様の縁、着物の鶴の模様が光って見えませんか?ここには

ロウソクの蝋が塗られているのだそうです。拭き取られるとのこと

ですが、仕上がりはこのように灯りがつくと光って見えます

これが絵どうろうの醍醐味でもあります

光りを通して見ることを前提に描かれているのです


皆さんはどのように絵を見られているでしょうか

綺麗だなあ、表情が素敵だなあ・・・というのは私もそうなのですが

描いてる側としては、ムラなく塗るにはどうしたらいいか、滲むこと

を考えると、着物の地の色(赤)と模様の境目がにじんでないのは

どうやっているからかなあ?とか、技術的な所も気になります


なので、いつも作家さんがいると「画材」を聞いてしまいます


そして今回とても興味深かったのは、蝋を使っていること、そして

昔は蝋だったけれど、今はアクリル絵の具を重ね塗りしているとのこと

なるほど、それがマスキングのような働きをしてるのね


描いている紙が特別な和紙で、私たちのようにマスキング液を塗って

はがす、と言うことは出来ないのです

そして未だに解せないのは、墨汁で絵の線を描かれているのに、和紙

なのに、全くにじみが無いこと

まったくにじまないクリーンな線を引ける和紙に感動してしまいました


そのクリーンな線を書くときに使う筆


d0129083_23511041.jpg

含みのある筆と含みの無い筆

神原さんが描きやすいと言われていたのが「面相筆」です

私も欲しくなりました(使い道の当てがないけれど)


まずは今日はここまで

絵を見せてもらって、すぐに感じた疑問などを初っ端伺いました

工程などはまた明日!


もう魅力的で興味が止まりません







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by usu_iimail | 2018-07-09 00:01 | 私の仕事 | Trackback | Comments(0)