湯沢絵どうろう取材2

さて、絵どうろうのような大きな物をどのように描くのか

そして何をモチーフにして描いていくのか、等気になる事盛り沢山

どんな画材を使っているかも含め、聞いてまいりました




まずは制作現場です

許可を頂いて撮影、またブログ掲載しております



d0129083_15465803.jpg

浮世絵です

が、立体感があります。神原さんの色塗りで、平面のはずの浮世絵が

暖かく丸みのある仕上がりになっています

大きな壁に紙を張り付けられるようなボードがあり、そこに和紙を

貼っています。そして紫外線に弱いため、製作途中の保管にはタオル

ケットを上から貼り付けています。


「散らかってますよ~」と神原さんはおっしゃられていましたが

もちろん私の制作現場もあれこれ色んなものがあります


写真にも写っていますが、綿棒とか普通の文房具とか

私なんかは更に犬のおやつや、孫の手、なぜかペットボトルも沢山


モチーフはネットで探したり、知り合いの方を描いたりしているそうです

気に入ったものを描くために、モチーフの本人に許可をもらったり

事務所や配給会社等々、しっかりと許可をもらった上で作成している

そうです

そのお相手と言うのが、宝塚のトップ女優であったり、有名な劇場で

あったりと、模写するスケールが全然違います




まずは図で説明します



d0129083_16455693.jpg

模写したい原版に線を引き分割

それを見ながら実際描く大きさの紙に描いていきます

それを本番の紙に写してなぞり下描きします


色は陰の部分から塗って行きます

顔、そして着物などの模様を塗ってアクリル絵の具で上塗り

その後範囲の広いものを塗って行きます

3~4回は重ね塗りし、濃く塗って行きます


と、工程はこのような感じなのですが・・・

私が一番心にしみたのが、なんと、布を染める染料で色を塗っている

ということです。なので、これは「塗る」という表現でいいのでしょうか

和紙を「染める」という作業の方がより美しく感じます


この時点で私は魅了されているのです

そして蝋を使ってみたりと、完全にろうけつ染めのような、そんな感じに

受け取ってしまいます



そして紫外線に弱く、色はどんどん褪せていく、神原さんは「絵どうろうは

消耗品です」という言葉もとても印象的でした


美しい物って、儚い物なのですね・・・


次回に続きます






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by usu_iimail | 2018-07-10 00:01 | 私の仕事 | Trackback | Comments(0)