2019年 01月 23日
また火事
昭和24年昭和31年の火事で多くを焼失しています
ということで、歴史的資料も少ないらしく、先日行った
ご依頼主の家は幸運にも、火事を受けずに残された家と
いう事で、大変貴重なものを沢山見せてもらえました
が、なんと、この場に及んで
ご依頼主の家のすぐ裏手で、7棟を焼く火事が発生して
しまいました

緑の点がご依頼主の家
能代大火を逃れ、貴重な品を有しているというのに
危ないとこでした
赤で塗っている所がそれぞれの年に起きた火事
それはそれは手の付けられない程の火事だったようです
能代は古い建物や、物が少ないと言われていますが
それでも、心をくすぐる昭和なムードがあちこちに
漂っています
それは跡継ぎの問題から、資金的な問題などもあるかと
思いますが、大火により道幅が広げられ、街の整備が
既に済んでいることにより、大きな再開発が無いこと等
により、残されているのだなと思います
そんな能代を散策するのはとても楽しいです
何もないようなイメージですが、よーくよーく見てみると
味のある良い街です
地図はざっくりと描いたので、割愛されている所も数々
ざっくりと見てください
2019年 01月 21日
思いを馳せながら拝見
「北前船」で運ばれてきた物はすごいものばかりだなあ
と、あちこちで聞くにつけ、その威力を感じざるを得ません
秋田に限らず、酒田なども北前船の影響を大きく受けている
ところですが、まだまだ県内に色んなすごい物が眠っている
んじゃないかと、わくわくしてしまいます
能代は木都と言われ、繁栄を極めました
各家々の立派な門構えや造り、お寺やお墓、料亭等
そして何気なくある蔵や、庭の木等、衰退はしたものの
繁栄の名残は隠せず
そして私に絵を依頼している方の、ご先祖や遺品を大切に
されている様子をうかがうにつけ、暮らしぶりの良さを
また育ちの良さを感じています
私が今回依頼されたのは、現在の住宅の前の建物
ご自身が幼少の頃に暮らした家の間取りを、上から見た状態で
描いてほしいとのこと
当時の様子はうかがい知ることは出来ず、井戸の場所だけ
確認できる程度でした
また当時使っていた家財道具が少し残っていたものを
見せて頂きました
能代は大火により古い物が焼失してしまっている地区もありますが
この度伺った場所は火事を逃れており、近隣の家々には古い物が
残っているらしいです
当時使っていた茶箪笥、これは居間に置いていたそうです

食器棚です

こちらは家紋入りのついたてです
店舗の帳場と居間の間に置かれていたそうです

そして節句のこいのぼりの代わりに、立てられた「のぼり」です
こちらは、母屋と蔵の間にある空間に描こうと思います

絵に描き入れるのはこの4点ほどですが、当時のことを
想像するにや役立ちそうな物も沢山見せて頂きました
蓄音機

この蓄音機で聴いてたというレコードです

レコードが沢山残っています
その中でも状態が良く、しかもオシャレなレコードのセット

白鳥の湖です
これを見た時、「わああああぁぁぁ」っと感嘆の声が出ました
おばあさんがお嫁に来る時に持って来た長持ち

そして花嫁衣装に合わせたかんざし

修理できるものは職人さんに頼んで修理をしてもらっている
そうです これからも大切にしていこうとされています
勝手に撮った写真ですが、こんなカバンもさりげなく置かれて
います。こんな感じで広い部屋の中に、気になる良品が山ほど

今もこの机と椅子で仕事をしたりしているそうです

その横には、能代七夕 不夜城ですね

そしてご依頼人がとても気に入っている品が
お花見などで使う持ち運びできる、五段の重箱

こちら、裏側には鳳凰があしらわれていました
今気づきましたが、右上のイラストですが、以前私が四年かかって
仕上げた畠町の七夕です、多分コピーされたものだと思います
描くのに四年かかったのではなく、実際の七夕を見るのに四年
かかったという事です (四年に一度なので)
長いブログにお付き合いくださりありがとうございます
まだ続きます
ご依頼人様にラーメンをご馳走になりました
初めて行くお店でした

能代の有名店のラーメンに似ていますが、味は全く違いました
素材の旨味だけで仕上げたスープは旨味が感じられ、スープは
全部飲み干してしまいました
なにより、メンマが細くて麺と一緒にすすれちゃったり
私好みでした
そしてやっぱり大好き、「田」のバナナボートといちじくタルト

都会の名店みたいに新進気鋭ではないのだけど、ここに住んでると
無性に食べたくなる、地元の味です
って私は能代に現在住んではいませんが、食べる度に、小さかった
子供たちの事や、ご近所さん、幼稚園での出来事や、白神山地の
山々や、あちこちの温泉、楽しかったことが思い出されるのです
だから食べたくなるの
春になったら、また行きます
2019年 01月 20日
能代の格式の高さ
色々ご準備くださり、充実した打ち合わせでしたが
なにせ・・・もう無い物を記憶をたどって描く
という仕事の為、想像力をもりもりさせてます
伺ったお宅は一見普通の店舗兼住宅の住宅部分なのですが・・・

中はすごいのです
まずはトイレの戸

料亭並よ
そうそう玄関のたたきは

なんて素敵
そしてお宝が眠る二階の天井が高い!!
長野の古いですが格式のある渋温泉の旅館のようです


鴨居の高さ、わかりますか
ここに沢山のお宝が眠っていますが
それがメインではなく
この家の前の家を描くのです
いったいどうなる?
2018年 01月 01日
2018年なりました

皆さま、明けましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願いいたします
平成も30年目となりました、早いものですね
姉家族の家にお邪魔し、ほぼ恒例となってしまった家族大集合
そんな中、夫のハッスルが止まらず

姉の子に色んな話をする中、興奮して
小さな積み重ねが大事なんだ!と豪語するアクションが完全に吉川晃司に
なっていて、古いよ、古い
良い年越しをし、そして新しい年を迎えました
さて本日も、能代厚生医療センターで作品展示の期間中、能代を語るコーナー
お正月ですからねっ
「能代凧」
私たちが能代に住んでいる時に、21世紀を迎えました
なにか記念の物が欲しいと思って、能代にいることだし・・・
能代凧(男女二枚)を購入しました
北萬さんのご主人に無理言って、凧に「二十世紀」「ミレニアム」と
書いてもらいました あの時は本当にありがたかったです
その凧を入れる額を「北ハウス」の社長さんに手作りしてもらいました

私の家には能代凧の他にも七夕の置物、七夕の田楽もあるんですよ

七夕の田楽は田畑縄屋さんのご主人が作ったもの、七夕の置物葉書は
娘のお友達のお母さんがお別れの時にくださったものです
全部大事にしています
私の能代愛、伝わりましたか?
ちなみに家も北ハウスさん、能代の大工さんに作ってもらってるんだよ~~
2017年 12月 27日
能代市で作品展
作品展を行うことになりました
機会がございましたら、近場の方にはご覧頂きたく思います
病院ですので、患者様の邪魔にならないようなソフトタッチの作品を
落ち着いた感じに展示しています
初めての場所ですので、いったい何作品必要なのか曖昧なところもあり
思い切り持って行きました

準備途中に新聞社様がいらして、人生初の取材を受けました
写真も沢山撮られていたようです
太った自分の画像を痩せた時のために、こっそり撮って保存したりしてますが
人に撮ってもらうなんて、レントゲン撮影くらいよ(月曜日も肺の撮影)

これが新聞に載るのね・・・
ああ恐ろしい
「白黒ですよね」と聞いたら、「カラーです」って
ああ恐ろしい
そして本日から、1月30日までの作品展開催期間中、私が以前4年間暮した
能代のあれこれを一つずつ、毎日紹介していきます
「エナジアムパーク」
動く恐竜がいました、最近は動いていないようですが、どうなっているか
15年ぶりに観に行きました!
まずは変わっていない上に更にパワーアップしてるエナジアムパーク!

息子にこの写真を送ったら、「エナジアムパークじゃん!」と返ってきました
子供は覚えているものですね。月2~3回行ってましたからね

電飾の洪水でした

パワーアップしてます、エナジアムパーク
そして一番気になる恐竜は・・・

動きはしなかったけれど、あの時の威厳はそのままで鎮座してました
で、ここ大事ですが、エナジアムパークの受付のお姉さんは昔も今も美人です
恐竜と美人の受付のお姉さんは15年経っても健在です、さすが東北電力です
まったく廃れないテーマパーク
以上能代のお話でした
2015年 04月 04日
やっぱり良いなあ能代
珍しく、娘も行きたい!とのことで、懐かしい風景をたくさん見てきました。(昔能代に住んでたので)
お友達とホテルランチをしました。
「能代、な~んにもないでしょ?」
能代に限らず、秋田市の人も「秋田はなにもない」「遊ぶところない」とよく言います。
あるのにな~、能代も秋田も宝の山なんだけどな~、と。
もちろん施設は十二分ではないけれど、でもそれなりに。
遊びではないけれど、行って風景を楽しめる場所はたくさんあります。
今日は娘と浅内浜へ行きました。
能代で海に出ると、もうたまらない風景が右に左に・・・
まずは右手には能代火力と世界遺産白神山地

そして左にはJAXAロケット実験場に男鹿半島

あの実験場でロケットのエンジン燃焼実験が行われます。
その実験の際の音と言ったら、すごかったです。能代に住んでいた当時、何が起こってるのか
わかりませんでした。びっくりして外に出たら、近所の方がロケットの実験だよ、と教えて
くれました。実験の日は市の広報に載っていましたね。今はどうでしょう?
とにかく、ロケットのエンジン燃焼はただものではないエネルギーを消費している感じを
身体で体感できます。一度実験してるところを遠くから見た事がありますが、すごいです。
すごいとしか言えません。
そのJAXAの入口です

秋田にこんな施設があること自体が凄いと思います。秋田の宝です。
能代では懐かしい方々にも会え、是非とも絵にしてみたい建物も拝め、可愛いカフェで
美味しいコーヒーも飲め、娘とあれこれ話しながら、楽しんできました。

畠町の通りから柳町に降りる「大三の坂」にある、古い建物と、この壁。
これも見逃せない能代の宝物です。
私みたいな者には、能代は本当に良い街。のどかで、風景もよく、住みたい街です。
4年住んで実感しています。
またお邪魔します。
2012年 09月 25日
能代での思い出
見せて頂きたくって、能代のMさん宅へ行って参りました。
素敵なウエディングに、またお母様お手製のウエルカムボード
なんと、写真撮り忘れた・・・。
大勢の方々に見守られた素敵な結婚式、本当におめでとうございます。
能代に住んでいた時のご近所の方ですが、私もですが、子供たちも
沢山可愛がって頂き、いつもお庭を見せて頂いたり、子供達にお下がりの
おもちゃや帽子、オムツ取れたお祝いのパンツ等など、本当に良くして
頂いたのです。 あの時は子育てと生活に追われてましたが、良い時を
過ごせました。 また同じく子供たちが外で遊んでいると、必ず声をかけて
くださった斜め向かいのお父さんが亡くなられた事も聞き、また思い出を
たどっても来ました。 私たちが住んだアパートもまだちゃんと残されていて
11年経ちましたが、思い出が昨日の事のようで・・・。
懐かしい写真を見てみましょう。
アパートの玄関前で。いつもここで子供たちは遊びました。

このビニールプールが風で飛ばされ、それをMさんが持ってきてくれて
初めて会話した事を思い出しました。

雨の日も必ず外へ出て、雨水をためたり、傘をさしてお散歩したり。

幼稚園のバスが家の前まで来てくれるので、弟もこうして待ちます。

一日に何度も雪寄せをして、お父さんの車を止める所を作ります。

Mさんの家の前の大きなリースの前で。

お姉ちゃんが幼稚園に行ってる間に、花壇の前で遊ぶ息子。

花壇にお水をあげるのも、子供たちの仕事でした。

姉弟仲が良く、アパート前で遊ぶ姿が思い出されます。
そんな姿を朝夕の水やりをするMさんや、仕事へ出かける近所のお父さんが
ほほえましく見守ってくれていたのでした。
その頃学生だったMさんのお嬢さんも息子さんも、今は立派な社会人となり
いよいよお嬢さんがご結婚されたのでした。

見事に小さなお祝いでしたが・・・喜んで頂けたようです!
末永くお幸せにお暮らしください。 良いご縁があり良かったですね♪
本日も有難うございました。
2012年 08月 07日
もっと詳しく知りたいな~~
あ、いきなりすみません。 これはもったいないな~って思って。
いつどの町内がでるのか、なんてまず一般の方にはわからないらしいし
役七夕の運行経路なんて、前日にようやく新聞に載るらしく
能代のお友達から切り取ってもらい、なんとか手に入れました。

能代七夕は8/6~7ですが、今年は日曜日にかかるように前倒ししたそうです。
この日程は能代のHPで確認できていました。見ないで行ったら大変な事に
なってました。一日ずれてるもん(汗)。
結局地元の、その町内のお祭りみたいになっていて、関わりのない市民は
新聞見なきゃ何も分からないような感じだそうです。
観光協会らしき方に、来年のお当番の町内を聞いても「わからない」という事で
丁度去年、お祭りの事で色々教えてくださった、行きずりのおじさんが
「来年はきっと畠若でるよ」 と言ってくれてたので、信じて今年を待ったのでした。
あの勇壮なお祭りが、市内の一部の盛り上がりで終わってしまっているのなら
それは寂しい事だな~~って思いました。

町内の役七夕を楽しみに待っていたのでしょう、かなりご高齢のおじいちゃんが
家族に支えられて、外の椅子で練り歩く様子を涙を拭きながら観ていました。
きっとお元気な頃は、この七夕に参加されていたのでしょうね。
町の大切なお祭りが、いつまでも盛大に続きますように。
今日の一言
「あら涼しい 爽やかな風 そよそよと 膝のあたりを 吹き流れる」
今日は妙に涼しいですね。天気もとてもよくて、こんな日が毎日続けばいいのに。
本日もありがとうございました。
2012年 08月 06日
能代七夕 2012
能代七夕の絵を頼まれて4年もたっています・・・。
どうしても頼まれた町内の浴衣やシャチを確認したくて、今年まで長引いてしまいました。
何度も描こうと思いましたが、どうしても実物を観て描きたかったのです。
長年通って、やっとやっと観たかった町内の行列を観る事が出来ました!!
ではご覧ください。

行列を目にした時、感無量になりました。能代に通って4年。ようやく真打登場。


この時を待っていました。感無量でした。
写真の中には、私に絵を依頼してくださった方がいます。私に気付いているでしょうか?

本当にお待たせしておりました。
立派なシャチですね!!

私頑張って描きますから!!

場所を移動してしつこく激写

畠町通りを上っております。
私が一番撮りたかったポイントに差し掛かると、なんと皆走り出した!!!

とまれ~、とまってくれ~!!

え~ん・・・行っちゃったよ。 でも一枚撮れたからいいっか。
さあ、私はこれから能代七夕に集中いたします。
能代で沢山のお友達にも会いました。皆さん、快く迎えてくださって嬉しかったです。
これだから能代から離れられないのよね。
娘も能代が好きです。家族皆、能代で良い時間を過ごしました。懐かしい思い出が
いっぱいの町です。
本日も有難うございました。